葉酸には「モノグルタミン酸型」と「ポリグルタミン酸型」の2種類があります。
このうち厚生労働省が推奨しているのはモノグルタミン酸型の葉酸になります。
モノグルタミン酸型はサプリや健康食品に入っている合成されたもので、ポリグルタミン酸型は食品由来の天然のものです。
合成と天然という言葉だけ聞くと天然のポリグルタミン酸型の葉酸の方が体に良さそうに感じます。
ですが、ポリグルタミン酸型の葉酸は非常に熱に弱いですし水にも溶けやすく体内でほとんど吸収されません。
一方モノグルタミン酸型はポリグルタミン酸型に比べて体内での利用効率が2倍あります。
実際に摂取することにより胎児の先天性異常が減ったという実績があるのはモノグルタミン酸型の葉酸で、天然性のポリグルタミン酸型の葉酸を摂取することでの効果は不明です。
葉酸サプリでも天然という言葉は聞こえがいいのでポリグルタミン酸型の葉酸を使用しているものもありますが、実績のあるモノグルタミン酸型でないと結局効果がありません。
なので葉酸サプリを買うときはしっかりと厚生労働省推奨のモノグルタミン酸型葉酸のものを選ぶようにする必要があります。
モノグルタミン酸型葉酸には天然由来と合成がある
葉酸には野菜などに含まれる「ポリグルタミン酸型」のものとサプリや食品の「モノグルタミン酸型」のものがあります。
ポリグルタミン酸型のものは水溶性で熱にも弱く中々吸収されないのでモノグルタミン酸型の葉酸を摂った方がいいです。
そして実はそのモノグルタミン酸型の葉酸にも天然由来と合成のものがあります。
野菜・酵母といった食べられるものから作られた天然由来のものと、石油などの食べ物以外から作られた化学合成のものです。
安い葉酸サプリには石油由来で大量生産できる合成葉酸が使われている可能性が高いです。
石油由来の葉酸だと胎児の喘息やアトピーなどのリスクが高まってしまう可能性もあります。
モノグルタミン酸型でも天然由来のものは値段も高くなってしまいます。
ですが私も飲んでいるmitete葉酸は天然由来のモノグルタミン酸型葉酸の中でもコスパがいいのでおすすめです。
酵母から作られている天然由来なので、胎児にも安心です。
安価なものはほぼ石油由来の合成葉酸だと思われます。
天然でもポリグルタミン酸型のものは効果が望めません。
「モノグルタミン酸型」で天然由来のものを選びたいところです。
なるべく安めでもきちんと効果があって、安全性も高い葉酸サプリを選びたいですよね。
葉酸サプリは男性にも必要?その効果は?
実は葉酸サプリは男性にも効果があります。
薄毛や鬱にも期待できるといわれていますが、女性同様妊娠に関して効果があり、正常な精子が生成されやすくなります。
葉酸を摂取することで正常な細胞分裂が行われるので不妊や先天性障害を防ぐことができます。
不妊の原因の半分は女性だけでなく男性側にもあると言われているので男性も意識して葉酸を摂ることが奨められています。
男性の葉酸の摂り方、量は?
男性の1日の葉酸必要量は240マイクログラムになります。
ほうれん草100gの葉酸含有量が210ugなので、1束200グラムだとするとその半分でやっと摂れる計算になります。
特に普段からお酒を飲んだりたばこを吸ったり野菜不足の不摂生な生活を送っている人は葉酸が不足していますので意識して摂った方がいいです。
基本は普段の食事からの摂取が良いですが、葉酸は水溶性で熱にも弱く体に吸収されずらいため、日本の厚生労働省もサプリで摂るのが良いとしています。
妊活で葉酸サプリを考えている人はいつまで期間が長引くか分からないのでなるべくコスパがよく信頼できる葉酸サプリがいいと思います。
私はミテテ葉酸サプリを飲んでいましたがコスパが良く葉酸以外にもさまざまな栄養素が含まれているので妊活中の女性だけでなく男性にもいいと思います。
神経管閉鎖障害の確率とその予防に葉酸サプリが良い?神経管閉鎖障害の確率とその予防に葉酸サプリが良い?神経管閉鎖障害の確率とその予防に葉酸サプリが良い? 神経管閉鎖障害は、妊娠の4~5週くらいに赤ちゃんに起こる先天性異常で、中枢神経のもとになる神経管が閉鎖されて脳や脊髄が正しく機能しなくなるというものです。 脳の不全が『無脳症』、脊髄の不全が『二分脊椎症』と2種類に分けられます。 日本での発症率は下記の表の通りです。 先天異常、二分脊椎の発生頻度年度出産児総数奇形児総数出産頻度二分脊椎数発生頻度2001 97,389 1,651 1.70% 50 0.051%2002 89,255 1,577 1.77% 49 0.055%2003 84,644 1,555 1.84% 52 0.061%2004 77,233 1,366 1.77% 39 0.050%2005 72,229 1,409 1.95% 34 0.047%2006 76,322 1,377 1.80% 37 0.048%2007 79,588 1,485 1.87% 38 0.048%2008 85,855 1,707 1.99% 46 0.054%2009 92,256 1,926 2.09% 57 0.062%2010 91,082 2,102 2.31% 54 0.059% 日本国内の発症率は1万人に6人ほどで、少ないと思うかもしれません。 でも、年間で673人もの胎児の疾患が見つかっていることを考えると、決して他人事ではないですよね。 神経管閉鎖障害は葉酸サプリで防げる?
実は神経管閉鎖障害は、葉酸を摂ることで、発症リスクを70~80%も減らることができます。 そのため厚生労働省は、普段の食事とは別に一日400μグラムの葉酸をサプリメントで摂ることを推めています。 食事から摂れる天然葉酸は熱に弱く水溶性で吸収率が低いため、合成の葉酸をサプリメントでとる必要があります。 一番葉酸が必要な時期には、妊娠に気づかないくらいの時なので、妊活時からしっかり葉酸サプリで先天性疾患を予防したいですね。もう妊娠してるんだけど。。。という方も、胎児の成長には引き続き葉酸は必要なので、なるべくはやめにサプリメントで葉酸を摂るようにしましょう。